【巨田神社】
佐土原町那珂から北へ約3km地点に巨田神社(こたじんしゃ)がある、巨田神社は、寛治七年(1093)宇佐神領時代に郷土の鎮守の神として天太玉命、誉田別命(應神天皇)神功皇后を奉斎創立し、武運・産業・安産・病気平癒・開運等を祈願し崇敬されて来た由緒ある神社である。

国指定重要文化財の本殿の木部は朱色に塗られている
神社正面 本殿
現在の本殿は、天文十九年(1550)の建立といわれ、歴史的、文化財にも貴重な建造物として認められ、国の重要文化財に指定された。しかし、縁廻りに歪みや苔害等全般に破損を生じてきたので、国・県・町の補助を得て、昭和五十六年(1981)根本的解体修理を行い、元禄八年(1695)の本殿に復元されている。
【 巨田神楽 】
巨田神楽を象徴する巨大なお面
巨田神楽を舞う姿の童画盤
巨大神楽面 童画盤
 巨田神楽は「大々神楽」と言われ巨田神社に古くから伝わる市指定無形文化財で神楽面や大太鼓などの紀年銘から古くは秋の例祭日、陰暦の9月に早朝から深夜にかけて33番が奉納されていましたが、戦後から舞人が少なくなり、10番位しか奉納されなくなっていが巨田神楽の存続を危ぶんだ地元の人々により、巨田神楽保存会が結成され、昭和50年代から若者達が練習を始めて現在ではほとんどの神楽の奉納が出来る様になり現在は11月に昼神楽として二十番程神社境内の舞庭で奉納されている。
 
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